・・・脱衣所で体を拭き、メガネを探すがない、湯舟に置き忘れたのだろうと戻るがない。地元の若い人も探してくれるがない、脱衣棚にでも置いたのだろうと青年に言って脱衣所に戻るがやはりない。・・・まさかあの排水溝に落ちたのでは?こんなことってある?貸切りでトドやってる時に湯舟にザッブンと転がり落ちたあの時?「・・・それだけじゃないだろ!」(天の声)。・・・実はその後湯舟を背に渕に腰掛けているとき、ついボートダイブをしたくなって・・・、あの時に渕に置いてあったあのメガネは排水溝へ?・・・スイマセンでした、もうしません。高かったんです、ツルのフレーム、英国製・・・天罰テキメンとはこの事だ!浴室に戻り排水溝を覗き込むが真っ暗、手を入れてみるが、指先しか入らず何の感触もない。
しばらく途方に暮れていたが、まだチャンスはあると考え直し暗がりの中階段を登り車へ。ハンガーを伸ばしてフックにし、ヘッドランプをもって浴室へ。排水溝の中をライトで照らすが奥が深く何も見えない。フックを入れてみる。深い!約1mのフックはすっぽり入ってしまった。手ごたえは全くないがもしあればツルのフレームだからかかり易いだろうと一縷の望みを託して引き上げてみる・・・・・・が、やはりダメだ。
地元さんによると、排水パイプは下に降りた後横に走ってから川に流れ込んでいるという。
パイプ内に引っかかるか、川の流れに落ちて流されるか、留まるか、あるいは運良く下の岩場に留まるかのどれかだという。河岸まで降りることはできるが夜はやめた方がいいといわれ明日探すことに。大仁まで行けばパリミキがあると聞き、朝探してなければすぐ作りに行こうと思う。
メガネのない夜は、まるで宇宙を彷徨っているような不安感だ。川の上流まで車でゆっくり移動し、泊。とても自炊する気になれない。・・・22時、280円の肉を買ってある事を思い出し、気を取り直してカレーを作る。ご飯を炊いていただく。
翌朝7時起床、雨、この雨で運良く留まっていたであろうメガネも流されるのだろうか?・・・天罰テキメン!7時半現場へ。階段を降り川岸に出る。水かさは増えていない。これなら川底にあってもおかしくない。早速パンツいっちょになり川へ、股下ぎりぎりの水深、冷たい!川底を覗き込むが目も悪くほとんどわからない、5mほど上流まで移動し、男湯の下に出る。そこは大きな岩盤になっていて湯もそこに落ちている。もしパイプに引っかかっていなければここにあってもおかしくない。必死にパンツいっちょで探すと・・・
ここでちょっと
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