LOGBOOK@秘湯

- Home - Source - Back -
山スキーの教訓 LOGBOOK@秘湯

夏沢鉱泉から最下部の川までは約1キロの林道、しかし昨日からの山スキーブーツでの山行で脛が痛くてターンの押さえが利かず、キャタピラ車の左のわだちを棒立ちスキー状態で滑走していると、右カーブが迫り、そのカーブを抜けると、目の前が川、川の岩が目に迫り「まずい、これは死ぬかも、大怪我!頭蓋骨骨折!」血の匂いまで感じ、それでも轍から真中の雪の僅かに残るコースか、左のコースにステップすれば何とかなるかもとも考えもしましたが、でも脛が痛くてステップできないし、・・「ガシャンッ、ドカッ、ビチャッ!」、と川に突っ込みました。背中はザックと共に川の中。意識はハッキリしている。頭も後頭部に鈍痛はあるがあまり痛くないみたいだ。一応起きて見ると、手の親指から少し血が出ている程度だ、スピードが出ていたのが幸いしたのか、一回転して後頭部を打ち付けたのが対岸の雪の残る岩で、毛糸の帽子もかぶっていたし、なによりザックを背負っていた事が大きかった。助かったみたいだ。川があるから橋を渡らなければという事はすっかり忘れていました。山スキーでは、その先に何があるかわからないと言う教訓になりました。


事故の後帽子を拾うところ。
山の温泉ガイド 秘湯の温泉宿、一軒宿、木造旅館はこちら