夕刻も迫り薫別温泉へ急ごうと熊谷の男性に「先に行って待っている」と告げると、同行するとの事なので、2人の知識と彼のカーナビで薫別探しに出発。途中林道で日も暮れ、がけ崩れの為薫別へは行かれませんとの掲示もある、そこからは私のピックアップに同乗してもらい約数キロ先まで探すがとうとう見つかりませんでした。車デポ地点まで戻りK氏と別れました。別れ際K氏は缶ビールをくれました。「ありがとう!(今夜はビールだ!)」。私は地元の人に聞こうと町場方向を探しましたが、情報無く、消去法で枝葉を探そうと再びデポ地点へ。先程のK氏がまだいたので、別れのクラクションを鳴らし深部へ。K氏の情報では川水を汲んで湯温を冷ますとの事なので、カウベルとヘッドランプを付け、まず橋の袂から入る林道を探すが外れ、次は通行止めの看板があった地点へ行き車を留め、熊笹が覆う林道へ進む、と、そこへ1台の車、「オッ、薫別帰りか?」と思い振り返るとK氏の車、さっきのクラクションが「付いて来い」と聞こえたらしい。「まず俺が見てくるから、何があるかわからないし、15分待って来なかったら帰っていいからね」と告げ、暗闇の熊笹林道を走る、けたたましいカウベルの音、ちょっと恥ずかしい。約300mで橋を渡り、その先約100mで崖崩れ箇所、これは間違いなく核心にきていると直感、しかし問題はこの先何キロ行けばいいかだ。さらに走る、と、そこに横たわるロープ、これは川岸にある温泉に降りるロープに違いない。そのロープを伝い10mほど降りるとそこには1坪ほどの湯船の薫別温泉が、「エッヘン」。K氏を呼びに戻り今度はピックアップに同乗し車で崖崩れ地点へ。私一人では行き着けなかったかも知れず、K氏と二人アドベンチャラスな1湯となりました。対岸にも湯船があり入湯。
写真撮影:私
照明:K氏と私のヘッドランプ & K氏チャリライト。
湯船約45-46℃、塩化物泉な感じ。